オートキャンプライフの楽しみ方

趣味

〜失敗から学んだ「快適睡眠」と、1台のコットがくれた豊かな時間〜

はじめに

今から約35年前、私は小学生だった2人の子供と妻、そして愛犬を連れてファミリーキャンプに夢中になっていました。

当時は設備の整った、しかもペット同伴可能なオートキャンプ場はまだ珍しい時代。愛車に家族4人分のキャンプ道具を一式積み込み、車の傍にテントが張れる場所を探しては各地へ出かけました。

ちょうどドーム型テントを購入したばかりで、その広い空間には寝袋を4人分並べても十分な余裕があり、シートの上でゴロゴロとはしゃぐ子供たちの姿を今でも鮮明に覚えています。

当時のキャンプといえば、地面のデコボコや冷気を防ぐために寝袋の下に「新聞紙」を敷いて寝るのが当たり前の時代でした。最初は「これがキャンプというものだ」と納得していたのですが、もっと快適に眠る方法はないかと妻と話し合う中で、ふと一つのアイデアが頭に浮かびました。

「折り畳み式のビーチベッドをテントの中に持ち込んだらどうだろう?」

次のキャンプ計画は、ビーチベッドでの快眠作戦に決定。周りにそんな発想をする人がまだいなかった時代です。子供たち以上に私の方がワクワクしていました。

高原の湖畔サイトで味わった「冷気」の洗礼

テントの中に4台のビーチベッドを並べて寝た最初の夜のことは、今でも忘れられません。場所はロケーション抜群の高原の湖畔サイト。「今夜は最高の睡眠が得られるはずだ」と期待に胸を膨らませて眠りにつきました。

ところが、明け方に事件は起きました。

背中があまりにも寒くて目が覚め、もぞもぞしていると、妻も同時に起き出して「寒いね…」と一言。

そう、ビーチベッドの最大のメリットである「通気性の良さ」が、完全な裏目に出てしまったのです。ベッドの下の空間に高原の冷気が充満し、薄手の夏用シュラフではその冷気を防ぐことができませんでした。

「テント内にベッドを持ち込む」という画期的な発想自体に満足しきってしまい、下の空間を通る冷気の対策まで頭が回っていなかったのです。

もちろん、次回のキャンプからはビーチベッドの上にビニールシートを敷き、さらに新聞紙を重ねて冷気を遮断する「我が家流の快眠スタイル」へと進化していきました。

ビーチベッドがもたらした、キャンプライフの大きな変化

ビーチベッドに冷気対策を施すことで、夜の睡眠は思った以上に快適になりました。

それまでの我が家のキャンプといえば、時間を惜しむかのように周辺の観光地に出かけては動き回るスタイルでした。しかしある時、憧れて購入したタープをテントの脇に張り、そこにビーチベッドを置いてふと横たわってみたのです。

その瞬間、「何とも言えない穏やかな時空間を漂う気分」に満たされました。

この時から、私たちのキャンプライフは少しずつ変わり始めました。時間を追いかけるように動き回るのではなく、タープの下で数時間ビーチベッドに横たわり、本を読んだり音楽を聴いたりしながら「時間を楽しむ」という、今までにない過ごし方へと変わっていったのです。

シニアになった今でも、タープの下にビーチベッドを置き、そこに横たわりながら時を過ごしたあの情景を思い出すことがあります。たった一つの道具(ギア)が、私たちの生活、そして人生に「変化」という思わぬ贈り物を届けてくれたのかもしれません。

経験から伝えたい「現代のコット(簡易ベッド)選び」

あれから35年。今では技術も進化し、キャンプ用の組み立て式簡易ベッド(コット)は驚くほど高品質になり、キャンプライフにさらなる快適さをもたらしてくれています。そしてコットを多目的に活用することは、あなたのキャンプライフをより一層充実したものにしてくれるはずです。

長年の体験から、私がおすすめしたいコット選びのポイントは以下の5点です。

  • シートの通気性が良いこと
  • リクライニング機能(3段階以上)がついていること
  • 高さが約30cmほどあること
  • 組み立てが簡単であること
  • 持ち運びが容易(軽量・コンパクト)であること

夜の睡眠だけでなく、昼間にタープの下でリラックスして「時間を楽しむ」ためにも、角度を変えられるリクライニング式の多機能コットが一番のおすすめです。

【おすすめの一品】コールマン(Coleman)コンバーターコット/ラウジャ―

背もたれの角度調整が可能で、まさにタープ下での読書や昼寝、そして夜の睡眠まで1台でマルチにこなしてくれる理想的な折りたたみベッドです。

最後に:時代が変わっても大切な「底冷え対策」

どんなに優秀なコットであっても、私のように「底冷え」に見舞われないための工夫は欠かせません。

コットの上に、季節に合わせてインフレーターマットや断熱性の高いクローズドセルマットを1枚敷くことで、初めて極上の寝心地と保温性が得られます。「コット+マット」の組み合わせこそが、現代のオートキャンプにおける快眠の最適解です。

おわりに

時を経て、当時は幼かった娘が大人になり、自然の魅力を受け継ぐように山旅や登山を楽しんでいます。スタイルは変わっても、自然の中で過ごす心地よさはいつの時代も変わりません。

ぜひあなたに合ったスタイルのコット(簡易ベッド)を見つけて、快適で豊かなオートキャンプの旅に出かけてみませんか?

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